娘が学生時代、通学途中で遭遇したひき逃げ事故の一部始終です

女性が運転する車が娘と接触、そのまま逃げ去りました

私は40代の主婦です。娘が交通事故に遭ったのですが、嫌な意味で忘れられないものとなりました。 当時娘は高校生で学校までは自転車で通勤していました。そして、通学途中の交差点で事故に遭遇したのです。朝なので急いでたこともあったのかもしれませんが対向車線の車がものすごいスピードで右折してきました。そしてそのまま娘は自転車ごと巻き込まれ、横転したのです。幸い大きな怪我はなく、擦り傷程度で済んだのですが、自転車は前輪が曲がって乗れなくなりました。 娘が突然のことに呆然としていると車のドアから30代後半くらいの女性が顔を出し、あろうことか事故になったのは娘がぶつかってきたせいだというのです。そしてそのまま車が邪魔になるからと言って走り去ったのです。 ありえない出来事に娘は泣きながら私に電話してきました。相手の卑劣な行為に私は腹わたが煮えくり返る思いでしたが、相手が居ないのでまずは冷静に対処しようと、警察を呼ぶことにしました。 警察には相手の車が逃げたことを伝えると、実は交差点にはカメラが設置されているとのことですぐに見つかりますという返答でした。警察の人は娘にとても優しく言葉をかけてくれたことをよく覚えています。娘の怪我自体は病院で診てもらっても軽い擦り傷程度でした。

弁護士さんは親身になって話を聞いてくれ早急に解決してくれました

警察の人の言う通り、交差点に設置しているカメラによってすぐに相手は見つかりました。 警察の人が相手と直接交渉するか聞いてきましたが、娘が相手の顔を見たくないという事もあって、保険会社の人と交渉することになりました。 すると、保険会社の人が娘の怪我の治療費と、自転車の買い替え費用は支払うので、それで手を打ってくださいと言ってきました。私は保険会社の提案に到底同意することが出来ず、ひき逃げをされて傷ついた娘の心のケアはどうするのかと詰め寄りましたが、保険会社側はそこまで面倒は見れないとの返答しかしませんでした。私はこの人に話をしても無駄だと思い、帰ってもらいました。 その夜、夫に相談したところ、裁判沙汰になるかもしれないけど、一度弁護士に相談してみようという話になりました。その前に事故の状況を知ってもらうため、警察に行って事故当時の現場検証の資料を受け取ってから弁護士さんの元を尋ねました。 弁護士さんは話しを聞き、娘のことを案じてくれました。そして明らかにひき逃げ事件なので慰謝料を請求できると言ってくれました。 そこからは弁護士さんにお任せしました。裁判も覚悟しましたが最終的には相手側が折れたようで、追加で300万円の慰謝料を受け取ることが出来ました。裁判にならずに正直ホッとしています。