弁護士の力を借りることに!示談にこぎつけるまでの道のり
赤信号を無視して交通事故に遭遇。結果的に仕事まで失う
確かに交通事故の原因を作ってしまったのは、私だったのかもしれませんが、やはり、それ以上に車を運転するドライバーには、注意力を持って運転に取り組んでもらいたいと思います。私が自分の会社を辞めなければならないほどの交通事故に遭ってしまったのは、今から十年近く前にまでさかのぼることになります。当時、私は地元でもトップクラスの知名度を誇る会社の営業社員として頑張っていました。自分でいうのも何ですが、営業成績は常にトップクラスを誇っていましたし、毎月のように営業成績が良く表彰されるほどの活躍をしていました。そのような華々しい会社生活にもピリオドを打つことを余儀なくされる事態に直面することになるとは夢にも思いませんでした。
私は、その日もいつも通りに会社に向かって自宅を出発して最寄り駅に向かっていました。最寄り駅までは歩いて15分ほどの距離です。私にとっては、運動する感覚でいつも歩くことにしていたのです。丁度交差点に差し掛かる前のあたりで、雨が降り出してきたのです。私は、折りたたみの傘を持っていましたが、駅までの距離が短かったこともあり、猛ダッシュで駅まで向かうことにしました。信号機のある交差点ですが、私は、赤信号を無視して渡ったところに、相手方の車が猛スピードで交差点に進入してきたのです。私は、思い切り車と衝突し、数メートルも飛ばされることになったのです。雨も強く降っていたため、見通しは悪かったことも事故の被害を大きくさせてしまったことにつながりました。私は、全身を強くアスファルトに打ち付けられることになり、気を失ってしまいました。その後、救急車で搬送されましたが、その時の記憶は全くないという状態です。後から目撃者の話を聞きましたが、死んでもおかしくないほどの飛ばされ方だったということです。その目撃者とは、私と同じマンションに住む高校生ですが、彼も学校に向かう途中で、私が交通事故に遭う瞬間を目の当たりにしていました。
私は、最初に搬送された病院では、手に負えない状態というふうに判断され、隣接する市の最も大きな病院に運び込まれることになりました。救急車を呼んでくれたのは、私をはねたドライバーでした。まだまだ若い29歳ということでしたが、その若さが今回の事故を招いてしまったといっても過言ではありません。加害者の彼も私をはねた時には正直いって死亡事故を起こしてしまったという意識を持ったそうです。
私は、集中治療室で、2週間余りの時を過ごすことになりました。とにかく予断を許さない状況でしたが、後に意識が回復することになりました。やはり、事故を起こした加害者が、直ぐに救急車を呼んでくれたことが私の命をつなぎとめてくれたと感謝しています。意識が回復してからも、しばらくの間は全身が思うように動かず、麻痺が残っていました。頭を強く打ってしまったことと、脊髄損傷の疑いもあったため、入院が長引くことになりました。結果的に、医師からの退院許可がもらえたのは、事故に遭ってから4カ月余りが経過してからのことでした。何度も頭部と全身のCTなどをして調べましたが、ハッキリとした後遺症は認められることはなくて胸をなでおろすことになりました。しかしながら、交通事故に巻き込まれてしまったことで、体力の低下を招くことになってしまいました。営業に行っても直ぐに疲れてしまうのです。丁度そのころ、会社の業績も傾きはじめており、私はリストラの対象にリストアップされることに。交通事故から復帰してから1年も経たないうちの話ですが、本当に現実は厳しいものだと思いました。そして交通事故に見舞われたことを後悔しました。
極めて良い内容の示談が成立することに。弁護士の手腕に脱帽
今回の事故については、赤信号を無視して交差点を渡った私にも確かに過失はあるかもしれませんが、相手方の前方不注意の責任の方がはるかに重いということに確信を持っていました。因果関係の有無はわかりませんが、結果的に仕事まで失うことになってしまった私の怒りはかなりのものになっていたのも事実です。
事故の加害者となったドライバーは、何度も私の入院している病院に見舞いに来てくれました。その度に談笑するなどして好青年ぶりを見せていましたので、私の怒りも多少は収まっていました。しかし、問題は彼の加入していた保険会社の担当者の誠意のかけらも感じられない対応ぶりです。私の入院先にも数回、足を運んでくれましたが、事故の原因については、あくまでも、赤信号を無視して渡ろうとした私にあるという見解を何度も主張していたのです。そして、その後の示談の内容をできるだけ有利に進めようという企みをありありと感じることができたのです。私が最も腹立たしいと思ったのは、事故当日は雨も降っていたため、ドライバーの視界も極めて悪くなっているから、交通事故を起こすこともやむを得ないという趣旨の内容のことを私の家族のいる前でも堂々と話したのです。私は、当初は加害者も29歳であり、今後の人生も長いことも考慮して穏便に示談に応じたいと思っていましたが、保険会社の担当者の心無いともとれる言動に触れたことで考え方を変えざるを得ませんでした。私は、以前から親交のある弁護士に事故後の対応を依頼することにしました。その弁護士には、以前に家族の債務整理でもお世話になったことがあり、とにかく親身になって対応してくれるのが特徴です。今回の交通事故の件についても、快く弁護を引き受けてくれました。
弁護士とは数回にわたって打ち合わせをすることになりました。基本的には、私が事務所を訪れるという形で話を進めることになりました。弁護士が、まず注目したのは、相手方の保険会社でした。この保険会社との交渉では、毎回のように厳しい局面を余儀なくされるということでした。何かにつけて相手側の落ち度や瑕疵を見つけて攻め込んでくるのが得意な保険会社だということです。それに加えて、今回の交通事故では、赤信号を無視して交差点に入ってしまったことが極めて不利になるという見方をしました。最大のポイントとなるのは、私が結果的に仕事まで辞めることになったのが、交通事故に起因するものかどうかということでした。そこで、弁護士が私に求めてきたのは、交通事故に遭遇して以降の治療にかかった費用はもとより、リハビリやマッサージ店、整骨院などに行った時の領収書などがあれば、全て提出して欲しいということでした。私は、妻にも協力してもらいながら、色々な領収書などをかき集めて弁護士に提出しました。先生は忙しい時間を縫って私のために事故と離職の因果関係を証明するための資料を作ってくれたのです。
弁護士と相手方の保険会社との交渉は長期間に及ぶことになりました。弁護士からは逐一、交渉の内容についての報告を受けましたが、素人の私でも緊張感がヒシヒシと伝わってきました。最終的な結果として、相手方は自らの過失を認めることになり、私に対して800万円を超える示談金が支払われることになりました。この800万円には、私が支払うことになった治療費をはじめ、慰謝料や損害賠償金、見舞金なども含まれており、本当に想像以上の示談金を手にすることができました。弁護士によれば、裁判所への申し立ても辞さないという最後の手段に打って出ようとしたことで相手方が折れる形になり、示談が成立したということです。私からしてみれば、事故前の日常生活に戻ることを最も望みますが、今回の示談については、素直に弁護士に感謝しています。
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